年末大掃除

年末ゆえに頭の中も大掃除のシーズン到来です。

今日は自分の好きな子についてまとめようと思いたったのですが、案の定長いので折りたたみました。自分にひたっているので苦手なかたは自衛として回避をお勧めいたします。

 わたしが「健人さんを担当しています」と宣言する自分に違和感を覚えたのは秋の少年倶楽部の収録がきっかけでした。ちょうど健人さんを知った夏から1年くらい経った秋のことで、あまり他のファンに触れる機会がなかったわたしはそこでちょっと嫌なファンに出会ってしまい、自分が一般人から見てその人(そういう類の人)と同じ枠にカテゴライズされる事実に戸惑いを覚えます。もちろんくだらない選民思想だと今となっては笑えますが、そのときは余裕もありませんでした。

とにかくその場でたくさんうちわを見つけたことに不思議と驚いたというか、SexyZoneのコンサートならファンがいてもうちわがあっても驚かないのになぜか少年倶楽部の収録で両の手に足りないほどの健人さんの名前を発見して、自分の気持ちの行き場を見失いました。

そのときふと、「わたしがこの人を『担当』する意味はあるのか?」という小さな疑問が胸の片隅をパッと照らし、そこから消えなくなりました。趣味に意味を求め出した時点でどこか歪み始めていたのかな、と思います。意味なんて探したってそれこそ意味がないのはわかっているけれど、頭をもたげた疑問というのはなかなかしつこくつきまとってくるもので。

活躍を願って応援することが「担当」だとそれまでは解釈していたから、こんなに大勢の人に守られているかっこいい健人さんを敢えてちっぽけな自分がこれ以上に応援する意味とか必要はあるのかなってところに始まり、果てはそもそも「担当」ってなんなんだろう… ってところまで発展しちゃって。健人さんはもう事務所の庇護下にあって、どんどん大きくなっていくし、それは今までと何も変わらない。その「今まで」に組み込まれていた人は今の健人さんにとって もしかしたらいなくてはならない存在かもしれないけど、わたし含むそれ以外の存在はいわば客席のかぼちゃみたいなものなのではないか。とどのつまりは健人さんなんて関係なく、固有名詞になりたい自分が勝手に苦しんでいただけでした。

そして、2012年に入ってA.B.C-ZのデビューやHey! Say JUMPのスパデリ、JJLやテストの花道を経てわたしは小林瑞生くんを知りました。正直何がそこまでグッときたのか今でも上手に説明できません。とにかくこの頃から瑞生くんがわたしの関心の大部分を担うようになります。健人さんのことは「この人がどこまで行くのか、その限りを見届けたい」そう思って見ていたので彼に対し「応援したい」と感じたことは一度もありませんでした。

仰々しく述べてみたもののたいして悩むこともなく… 悩む前に「担当」という概念を棄てました。暗黙の了解で自分の自由な「好き」を縛ることもないとそこに気が付き、以降意識的に「ファン」だとか「担当」以外の概念を用いるようにしました。デビュー済みで特に応援しているタレントは健人さん。Jr.で特に応援しているタレントは瑞生くん。デビューしている人とJr.を同じ尺度で考えるのは一旦止めました。

続く2012年5月、川島如恵留くんに出会います。流麗なダンスを見れば見るほど好きになるしか選択肢ないじゃないか… とずぶずぶ深みにハマっていきました。上で述べたことと矛盾しますが、わたしは気持ちの上で健人さんと瑞生くんを並列することはできないと結論づけておきながら、二人の出番を比較しては物足りなく感じることがままありました。瑞生くんを見ていて、収録にいないとき、映らないとき、そういうときに感じるモヤモヤがこの人だったらなくなるかも。わたしは 健人さんと瑞生くん、さぁどっち? と、どちらか一方を選ばなければならない事態が一番怖かったので、瑞生くんにこれ以上ハマったらマズいなー感情を分散しないとなーとは思ってました。フレッシュJr.コンサート前夜、わたしはふとJr.の最優先を瑞生くんから如恵留くんに乗り換えることにしました。かっこいいこともドラマチックなことも何もなく、ごく自然に。如恵留くんよろしく、って。フレッシュJr.コンサートは瑞生くんのうちわを持つ最初で最後の機会にするつもりでした。

当日はバタバタしていたこともあって鮮明には覚えていません。JWのレポを見ていなかったので彼がコンサート組なのかJW組なのかどうかすら知りませんでした。そういう事情もあり、双眼鏡の端に瑞生くんをとらえたときは嬉しくてジーンときました。きっと他人からするとさぞバカバカしいことだろうと思います。でも、いいんです。嬉しくて嬉しくて心臓が破裂しそうだったし、自分の「好き」が衣装を着て目の前にいることがまず信じられなくて。シクセンでの張り詰めた表情とクールなダンス、真正面にとらえた楽しそうに柔らかい表情で踊るシンクリ、全てわたしが好きな瑞生くんそのままで、そのままの瑞生くんが目の前にいました。結局メインとしてマイクを持つことはなかったけど、それでも笑顔の瑞生くんをその日改めて知りました。

ダブルアンコールの勇気100%でも目の前にいた瑞生くん。センターの名前うちわに顔をほころばせわざわざ花道から走り降りて笑顔で「ゲッツ!」を繰り出し、そしてまた走って戻る瑞生くん。この人を一番に見ることができない自分がもどかしく、そしてやっぱりまだこの人から乗り換えるのは無理だなぁということをひしひし感じました。だって結局好きだからね。今までだって大好きだったつもりだけど、まさしく「まだまだそれじゃ足りないとても」なんです。

…なんて言ったところで上で述べたように私はJr.とデビューしたタレントを同じように考えることはできないので、これからも健人さんを見ながら瑞生くんのことを考えていくんだろうなと思います。もしかしたら近いうちにこのスタンスが変わる日が来るかもしれないけど、それはそのときに改めて考えれば良いことですよね。